ガラスの大エレベーター。ロナルド・ダール作。柳瀬尚紀訳。
読了。
「チョコレート工場の秘密」の続編。
一家を乗せたエレベーターは、空高く昇っていく。
その前作の終わり部分から、物語が始まる。
工場に降りるはずのエレベーター内でゴタゴタ発生。
エレベーターはぐんぐん上昇、そのまま宇宙空間へ。
宇宙ホテルと逆卵型の形をした宇宙人のエピソード。
若返る薬をめぐるエピソードの二つが軸かな。
感想。
内容は前作の方が、良いかな。
それはさておき、今回も楽しく読むことができた。
何といっても、ワンカさんのキャラが際立つ。
アイデア豊かで、エネルギッシュ。
無駄な発言、質問には冷ややかで、平然と受け流す様子。
わがまま、自分勝手な人を嫌う。バチが当たり楽しむ節がある。
訳者が前作と異なり、若干テイストが違う気がする。
田村隆一訳の同書も読みたい。