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【雑記】休日の散歩道『世界を開くのは誰だ?』『よみがえる織田信長像』豊田市美術館ほか

2019/06/17
 
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 今回は豊田美術館に行ってみた。
 展覧会『世界を開くのは誰だ?』『よみがえる織田信長像』が開催されていた。館内はリニューアルされたばかりでとてもキレイだった。最近美術館によく行っているので、ビッグネームの名画に触れる新鮮な気持ちが大分薄らいでいる。

 展覧会『世界を開くのは誰だ?』
 展示作品は、豊田市美術館のコレクションから100点ほど。数多くの絵画だけでなく、椅子や陶芸や彫刻、その他いろんな表現の作品があった。
 今回、特に印象に残っているのは、横山大観『達磨』、アルベルト・ジャコメッティ『ディエゴの胸像』、ムンク『接吻』、ダリ『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』。あと良かったのが、日高理恵子『樹を見上げてⅠ』、菱田春草『鹿』。このあたりかな。

 横山大観『達磨』。文句なく素晴らしかった。ずっと眺めていられる作品。ジャコメッティ『ディエゴの胸像』。初めて知った人だけれど、独特な良いセンスをしていた。面白い作品に出会えて嬉しかった。ムンクの『接吻』。生々しさが伝わってきた。実物を見るととてもエロティックな作品。ダリの『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』。ユーモアなのかな。完全に下ネタだけれど、その真意は計り兼ねた。ダリって真顔で面白いことを言うタイプの人なのかな。日高江梨子『樹を見上げてⅠ』。この感じは好き。ずっと見上げていたくなった。菱田春草『鹿』。鹿の毛のふわっとした表現や全体の色使いが本当に良かった。

 『よみがえる織田信長像』
 これを見る目的で、豊田まで足を運んだ。展示品は、豊田市長興寺所蔵の「重要文化財 紙本著色織田信長像」。誰もが知ってる、教科書でよく見かけるあれである。修復作業が終わり、期間限定(2019.06.01-06.16)で特別公開されている。
 実物を見ると、信長像はそれほど大きくはなく、人の頭くらいのスケールかな。良い仕事だと思っていたら、それもそのはず。描いたのは狩野宗秀。狩野永徳の弟という話。狩野派の仕事かぁ。それは良い仕事するよなと、何も分かってないくせに深く納得した。とりあえず実物を見ることができて心から満足した。

  その後、高橋節郎館で漆作品を鑑賞し、美術館周りにある『七州城隅櫓』、『又日亭』、茶室を見て回った。駅に向かう途中、美術館のそばに坦々麺と麻婆豆腐が美味しいらしい『虎玄』というお店があったので立ち寄って、坦々麺を食べた。坦々麺推しだけに店主も女性スタッフも、淡々と良い仕事をしていた。ラーメン、接客、ともに美味しかった。こんな感じ。

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