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【雑記】『冷凍庫の引き出しが開かない。』

 
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 用事で実家に帰った。

 母親から冷凍庫(製氷室)の引き出しが開かなくなってしまったと言われた。タケノコをパンパンに詰め込んだため、中で凍って引っかかっているらしい。試しに開けてみた。数センチほどしか開かなかった。開くはずのものが開かないのは、心に引っかかりを感じる。力任せに引っ張りたい。そんな気持ちを抑えつつ、引き出しを引いては引っかかるという行動を幾度となく繰り返した。さてどうしたものか。

 とりあえずネットの声を聞いてみよう。『引出し』『冷凍庫』『引っかかって開かなくなった』。キーワードを羅列して検索をかけた。出てきた出てきた。先輩たちの記録の数々がずらりと表示された。ありがたい時代だ。そのうちのいくつかを読んでみた。

 答えは至ってシンプルだった。ザックリ言えば、凍って固まったんだから溶かせばいい。ドライヤーを使って溶かしてしまえと。熱風だと冷蔵庫を傷めるリスクがあるから、冷風が安全だという話。

 さて実践。数センチの隙間からドライヤーの風を送り込み続けた。時折引き出しを引いては様子を確認。この繰り返し。どれくらい時間かかったかな。10-20分程度で変化が起こった。数センチしか開かなかった引き出しが、突然5センチくらい開くようになった。心の中でどよめきが起こった。でもまだ開かない。
 ところで、この冷凍庫(製氷室)は、上面に製氷皿を差し込みロックする仕組みになっている。そこで隙間が大きくなったのを機に、このロックを外してみることにした。すると…。製氷皿がすっと手前に引っ張り出されると同時に、冷凍庫の引き出しもすっと手前に開いた。その瞬間、どんよりとした雲の隙間から一筋の光が差し込み、光とともにエンゼルが舞い降りた(歓喜のイメージ)。というお話。以上。

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