【雑記】休日の散歩道『熱田神宮周辺』
今回は、熱田神宮に行った。
近頃は、どこに行っても中国からの観光客を見ることができる。熱田神宮にも多数来ていた。そういう時代だし、ある程度のマナーさえ守ってくれれば、経済を活性化させてくれて、ありがたい存在なのかもしれない。
僕が本宮へ参拝に向かうと、30人ほどの団体が社殿前の左あたりにかたまって立っていた。中国の方々のようだ。お参りする様子は見られない。いったい何をしているのだろう。近づきながら見ていると、どうやら、参拝者の姿を見ているようだ。そんな、社殿前左側から中央付近までを占拠している団体さんを避け、若干込み合う右脇からお賽銭を投入し参拝を済ませた。済んだので、ほっとしながら社殿を後にしたのも束の間、思わず後ろを振り返った。何と、先ほどの30人が何故かタイミングをピッタリと合わせて柏手を打ったのだ。それが観察の末に彼らが導き出した答えなのだろうか。真意の程はよくわからないけど、何かすごいと思った次第。
『熱田神宮宝物館』にも立ち寄った。今回のテーマは『金工品の世界~和鏡と中国鏡~』。奥側のスペースに数多くの銅の鏡が展示されていた。蓬莱鏡と呼ばれる鶴亀模様のものが多かった。他には、ぶどうの模様や龍の模様もあった。2000年くらい前の中国の鏡もあった。前漢、後漢、魏、唐。そのあたりのもの。
ただ、今回立ち寄って良かったと思ったのは、人間国宝と呼ばれる職人の作品を見ることができたこと。『室瀬和美』、『中川衛筆』。この二人の作品が一点ずつ展示されていた。ただ、説明書きがあるから凄い作品なんだろうと、じっくり見てみたけど、何も説明がなくても作品を見ただけで、これ、よくわからないけどすごいよね。そんな感じでモノの価値がわかる眼力が欲しい。あとは刀剣が10本余り、能面、書、絵などがあった。刀剣は重要文化財が4つほど展示されていた。
この宝物館は、小さいけど、個人的には最近穴場だと思っている。そんなに混雑しないし、月曜日もやっているところが良い。そんな感じ。