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【雑記】何となく葛飾応為。

 
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 先日メナード美術館に行って、葛飾応為の『夜桜美人図』を見た。きれいだった。ホームページを見れば絵の写真が載っているけど、実際目の前で見ると、やはり作品は直に見るに限ると、そう思う。ザックリした構図は、闇夜の中、二つの灯篭の間に着物姿の女性が立っていて、その向こうに桜が咲いているというもの。普通に見れば、女性も桜も灯篭に照らされている訳だけど、実際に見ると少し違って見える。女性は女性自らの内側から、桜は桜自らの内側から光を放ち、闇の中に自らの姿を浮かび上がらせている。そんな風に見えた。表現のセンスが只事ではなく、凡庸さのかけらは微塵もなかった。
 何となく興味があり、『眩(くらら)~北斎の娘~』を観て、『北斎娘・応為栄女集』を買い、『百日紅 (上)』杉浦日向子著、『北斎と応為』キャサリン・ゴヴィエ著、『応為坦坦録』山本昌代著を図書館で借りて雑に読み流している。どうせまた、自分のことだからすぐ飽きるのだろう。そんな感じ。

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