【雑記】一眼レフカメラで紅葉を撮るため、ライトアップされた夜の徳川園に行くの巻。
徳川園に行く
日が沈み、西の空が赤く染まる頃に徳川園に行った。何が目的かといえば、ライトアップされた紅葉を一眼レフで撮影するためである。夜景を撮ったことがないので練習したかったのだ。園内に入ると思いの他、多くの人達で賑わっていた。カップル、家族連れ、友達同士。他には自分と同じように写真を撮りに一人で来ている人も多かった。北門近くには大きな池があり、その周りにはライトアップされたモミジがずらりと並ぶ一角がある。美しい。日中の紅葉は言うまでもなく、夜のそれにはまた別の美しさがあった。ライトアップされたモミジが水面に映し出される様子は幻想的で、多くの人達がついうっかりカメラを向けてしまうのは無理からぬことだった。もちろん自分もその内のひとりであった。はじめは、ただただ単純に景色を眺めて楽しもう。写真はひとまわり景色を楽しんだあとからだ。そんな気持ちであったけれど、美しい景色が目に入った途端にパブロフの犬のごとく、反射的に撮りたいモードに入ってしまうのは、どうやら自分の習性らしい。
カメラでカシャカシャ
一眼レフカメラで夜景を撮るのは、今回が初めてであった。設定をどうすれば好ましい写真になるのか。とりあえずカメラを手に試行錯誤してみることにした。ISO値は100。絞りは一番開いているので、シャッタースピードを思い切り遅くしてみた。1/13あたりでそれっぽい色になってきた。ただしぶれている。ISO値を上げることにした。光の感度を上げれば、シャッタースピードを早くすることができるので、その分手ブレを抑えることができるだろう。ISO値を1600にしたら、シャッタースピードが1/100くらいで好ましい色になったので、ISO値は1600をベースとした。今回は、2時間弱で240枚程度撮った。バッテリーがなくなり、予備に変えようと思ったけど、身体が冷えてきたので切り上げた。良い画を求めてふらりふらりと歩きながら、ただ心のままにひたすら撮った。今回は程よい充実感を味わった。日中の撮影では気付かなかったけど、夜景になると手ブレが目立つことがわかった。カメラの構え方、呼吸、シャッターを押すタイミングなど、どうしたらブレなく撮れるのだろう。新しい課題がまた一つ現れた。
メモ書きなど
徳川園の紅葉は本当にすばらしかった。今年は11/24から12/08の期間が「紅葉祭」だった。期間中の週末(金土日)は、閉園時間が20時30分(入園時間20時)に延長され、ライトアップされた紅葉を存分に味わうことができる。紅葉祭は、毎年この時期に開催されるのだろうか。実は数日前、自分は日中徳川園に行って紅葉と美術館を見て来た。その時に紅葉祭の張り紙を発見し期間中は週末にライトアップしていることを知った。これは行かなくてはと思った。もし、予め知っていたら、当然ライトアップのある日に行っただろう。日の明るい14時くらいに到着して、先ずは一時間ほど日中の紅葉を楽しむ。それから徳川美術館でゆっくり美術鑑賞をして、閉館する17時くらいにまた徳川園に戻る。徳川園はチケットの半券があれば当日の再入場が可能である。そうして今度はライトアップされた紅葉を楽しむのだ。そうすれば旬の徳川園の表の顔と裏の顔を丸ごと味わうことができる。ただ、これで写真もガンガン撮るとしたら体力的に少し負荷が大きいかな。あとは、時期というのもあるだろうけど、自然を愛でに来る人って意外といるんだなと足を運んでみて分かった。